ロンドン為替見通し=ユーロドル、ECB理事会据え置き要観測報道の続報に要注目か

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、今週末に開催予定の米国とイランの第2回和平協議を控えて動きづらい展開が予想される中、昨日の報道「欧州中央銀行(ECB)は今月末の定例理事会で政策金利を据え置く方向に傾いている」の続報に警戒していく展開となる。

 昨日公表された欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(3月18-19日分)では、イラン戦争による物価上昇と景気減速というスタグフレーションへの警戒感が示されつつ、「中期的なインフレ率が目標から大きく乖離する可能性が高いという証拠が得られた場合には、行動を起こす準備をしておくことが重要」と利上げの可能性に言及されていた。
 ECBのリスクシナリオでは、第2四半期の原油価格が119ドル、天然ガスが87ユーロになる見通しが示されている。

 米国とイランの第2回和平協議に関しては、トランプ米大統領が週末に開催される予定と述べたものの、パキスタン外務省報道官は「米国とイランの新たな交渉ラウンドのための具体的な日程は未定」と述べ、湾岸アラブ諸国および欧州の当局者らは、米イラン和平合意の最終決定には6カ月かかる可能性があるとの見解を示している。
 また、更なる2週間の停戦期限の延期などの噂が飛び交っており、両国からの正式な発表を待つことになる。

 29-30日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)を控えて、ブリーデン英中銀(BOE)副総裁やピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミストの講演が予定されており、イラン戦争の停戦合意、長期化などの不確実性の中での金融政策への見立てに注目しておきたい。


想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1885ドル(2/13高値)
・ユーロ円:188.27円(ピポット・ターニングポイント)
・ポンドドル:1.3635ドル(2/17高値)
・ポンド円:216.26円(ピポット・ターニングポイント)

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1674ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:185.98円(日足一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.3408ドル(日足一目均衡表・雲の下限)
・ポンド円:213.67円(4/13安値)



(山下)
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