NYマーケットダイジェスト・22日 原油高・株高・ドル高

(22日終値)
ドル・円相場:1ドル=159.48円(前営業日比△0.11円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=186.68円(▲0.46円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1705ドル(▲0.0039ドル)
ダウ工業株30種平均:49490.03ドル(△340.65ドル)
ナスダック総合株価指数:24657.57(△397.61)
10年物米国債利回り:4.30%(△0.01%)
WTI原油先物6月限:1バレル=92.96ドル(△3.29ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=4753.0ドル(△33.4ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
米MBA住宅ローン申請指数
(前週比)   7.9%       1.8%

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは続落。米国とイランの停戦延長が好感されて、米国株相場は底堅く推移したものの、和平交渉を巡る不透明感は根強く、WTI原油先物価格は1バレル=93.73ドル前後まで上昇。為替市場では全般ドル買いが優勢となり、5時過ぎに一時1.1703ドルと日通し安値を更新した。
 原油などエネルギー価格の上昇を受けて、ユーロ圏景気への悪影響を懸念したユーロ売りも出やすかった。ユーロ豪ドルは一時1.6348豪ドル、ユーロNZドルは1.9819NZドル、ユーロポンドは0.8667ポンド、ユーロカナダドルは1.5994カナダドルまで値を下げた。
 なお、独政府はこの日、イラン情勢によるエネルギー価格上昇を受けて、2026年の実質GDP成長率予測を従来の1.0%増から0.5%増に下方修正した。27年成長率予測も1.3%増から0.9%増に引き下げた。

・ドル円は小幅ながら3日続伸。原油高や米金利上昇を手掛かりに全般ドル買いが先行。アジア時間の高値159.46円を上抜けて一時159.57円まで値を上げた。原油輸送の要衝ホルムズ海峡の運航再開やイラン核問題の解決などへの道筋は依然として不透明であり、為替市場ではドル買いが目立つ展開だった。イランのガリバフ国会議長からは「露骨な停戦違反がある限り、ホルムズ海峡の再開は不可能」との発言が伝わったほか、米国防総省からは「ホルムズ海峡にあるイランの機雷を撤去するのに最大6カ月かかる」との見方が示された。
 もっとも、戦闘終結へ向けた米国とイランの再協議を巡り、「事態の推移を見極めたい」として、値動きは緩慢だった。

・ユーロ円は続落。全般ユーロ売りが進んだ流れに沿って、取引終了間際に一時186.67円と日通し安値を付けた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発し、2月26日以来の高値となった。トランプ米大統領が前日に「イランとの停戦を延長する」と表明したことを受けて、戦闘終結に向けた協議が進むとの期待が高まった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反発し、史上最高値で取引を終えた。マイクロン・テクノロジーやブロードコムなど半導体株が上昇した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。

・米国債券相場で長期ゾーンは続落。ホルムズ海峡の封鎖が続く中、原油先物相場が上昇するとインフレへの懸念から売りが出た。
 なお、イランのガリバフ国会議長は「露骨な停戦違反がある限り、ホルムズ海峡の再開は不可能」と述べたほか、米国防総省は「ホルムズ海峡にあるイランの機雷を撤去するのに最大6カ月かかる」との見方を示した。

・原油先物相場は3日続伸。トランプ米大統領が、イランと和平協議の結論が出るまで停戦を続ける方針を示した。しかし、イランのガリバフ国会議長からは「露骨な停戦違反がある限り、ホルムズ海峡の再開は不可能」、米国防総省からは「ホルムズ海峡にあるイランの機雷を撤去するのに最大6カ月かかる」との見方が示されるなど、原油供給網の改善にはまだ時間がかかるもよう。買い地合いが継続した。

・金先物相場は3日ぶりに反発。WTI原油先物は底堅い動きを維持していたものの、米10年債利回りは十分に上昇しきれず。前日NY引けの水準を下回って推移する時間も長く、金利がつかない資産である金の相対的な投資妙味改善が支援となった。


(中村)
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