ニューヨーク外国為替市場概況・5日 ドル円、3日続伸

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続伸。終値は157.88円と前営業日NY終値(157.24円)と比べて64銭程度のドル高水準だった。特に新規の円売り材料は伝わっていないものの、日米株価指数の上昇を背景に投資家のリスク志向が改善すると、全般円売りが優勢となった。3時30分過ぎに一時157.92円と本日高値を更新した。なお、ダウ平均は一時420ドル超上昇したほか、ナイト・セッションの日経平均先物は1日の大証終値比1330円高の6万0750円まで上げた。
 ただ、政府・日銀による為替介入への警戒感は根強く、上昇のスピードは緩やかだった。欧州時間には一時157.84円まで急伸したあと157.15円付近まで急失速するなど、荒い値動きとなる場面もあった。
 この日発表された4月米ISM非製造業景況指数は予想をやや下回ったものの、3月米貿易収支や同月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数、同月米新築住宅販売件数は予想よりも強い結果となったが、相場の反応は限られた。

 ユーロドルはほぼ横ばい。終値は1.1693ドルと前営業日NY終値(1.1691ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。ヘグセス米国防長官はこの日の記者会見で「米国とイランの停戦は続いている」「米国はホルムズ海峡の航路確保に成功した」などと発言。WTI原油先物価格が1バレル=101ドル台前半まで下落すると、為替市場では「有事のドル買い」を巻き戻す動きが広がった。1時前には一時1.1714ドルと日通し高値を更新した。
 ただ、買い一巡後は伸び悩む展開に。一目均衡表転換線1.1720ドルや雲上限1.1746ドルがレジスタンスとして意識されると次第に上値が重くなった。

 ユーロ円は反発。終値は184.62円と前営業日NY終値(183.86円)と比べて76銭程度のユーロ高水準。原油安を好感して日米株価指数が上昇すると、投資家のリスク志向が改善し、円売り・ユーロ買いが優勢となった。4時前に一時184.76円と日通し高値を更新した。
 ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時214.07円、豪ドル円は113.51円、NZドル円は93.11円、カナダドル円は115.97円、スイスフラン円は201.80円、メキシコペソ円は9.09円まで値を上げた。

本日の参考レンジ
ドル円:157.09円 - 157.92円
ユーロドル:1.1677ドル - 1.1714ドル
ユーロ円:183.67円 - 184.76円

(中村)
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