ニューヨーク外国為替市場概況・7日 ドル円、反発

 7日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反発。終値は156.93円と前営業日NY終値(156.39円)と比べて54銭程度のドル高水準だった。米国とイランの戦闘終結が近いとの期待から、WTI原油先物価格が1バレル=89.85ドル前後まで下落すると、為替市場では「有事のドル買い」を巻き戻す動きが先行。米10年債利回りが4.31%台まで低下したこともドル売りを促し、一時156.17円付近まで下押しした。
 ただ、本日安値の156.02円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米ウォールストリートジャーナル(WSJ)紙が「イランはホルムズ海峡をめぐる米提案を非現実的として拒否した」「米政権はホルムズ海峡の船舶航行を支援する作戦『プロジェクト・フリーダム』を早ければ週内にも再開することを検討」と報じると、WTI原油先物が97ドル台まで持ち直し、米10年債利回りも4.39%台まで上昇。全般ドル買いが活発化し、一時156.96円と本日高値を付けた。
 なお、「イラン南部のホルムズ海峡に面した戦略的に極めて重要な港湾都市バンダルアッバースで複数の爆発音がした」「米軍はホルムズ海峡周辺で7日に攻撃を実施した」との報道も伝わった。

 ユーロドルは反落。終値は1.1726ドルと前営業日NY終値(1.1748ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ安水準だった。中東での戦闘終結へ向けた米国とイランの交渉が進展するとの見方や、WTI原油先物の下落がドル売りを促すと、一時1.1778ドルと日本時間夕刻に付けた日通し高値に面合わせした。
 ただ、WSJ紙の報道をきっかけにWTI原油先物や米長期金利が上昇に転じると全般ドル買いが優勢となり、取引終了間際に一時1.1723ドルと日通し安値を付けた。

 ユーロ円は反発。終値は184.01円と前営業日NY終値(183.73円)と比べて28銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入ると一時184.24円と本日高値を付けたものの、ユーロドルの下落につれた売りが出ると伸び悩んだ。

本日の参考レンジ
ドル円:156.02円 - 156.96円
ユーロドル:1.1723ドル - 1.1778ドル
ユーロ円:183.50円 - 184.24円

(中村)
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