NYマーケットダイジェスト・23日 株安・金利低下・原油安・ドル高・円高

(23日終値)
ドル・円相場:1ドル=161.55円(前営業日比▲0.02円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.85円(▲0.80円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1382ドル(▲0.0047ドル)
ダウ工業株30種平均:51666.84ドル(▲45.87ドル)
ナスダック総合株価指数:25587.04(▲579.56)
10年物米国債利回り:4.50%(▲0.01%)
WTI原油先物8月限:1バレル=73.21ドル(▲0.65ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=4149.4ドル(▲53.3ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
6月米製造業PMI速報値
        55.7       55.1
6月米サービス部門PMI速報値
        51.3       50.7
6月米総合PMI速報値
        52.2       51.5
6月米リッチモンド連銀製造業景気指数
         4        13

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは続落。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が高まる中、全般ドル買いが優勢となった。24時過ぎには一時1.1376ドルと昨年6月以来約1年ぶりの安値を更新した。
 なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.43と昨年5月以来約1年1カ月ぶりの高値を更新した。

・ドル円は小反落。NY時間に限れば、161円台半ばでの狭いレンジ取引に終始した。ユーロ円などクロス円の下落につれた売りが出た半面、対ユーロなどでドル買いが進んだ影響を受けたため、ドル円自体は大きな方向感が出なかった。
 なお、6月米製造業・サービス部門PMI速報値は予想を上回った一方、6月米リッチモンド連銀製造業指数は予想を下回るなど、強弱入り混じる結果となった。

・オセアニア通貨は軟調だった。米株式市場ではハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が2%超下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が一時8%超急落。リスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨には売りが出た。豪ドル米ドルは0.6907米ドル、NZドル米ドルは0.5663米ドルまで値を下げたほか、豪ドル円は111.59円、NZドル円は91.49円と日通し安値を更新した。

・ユーロ円は続落。ユーロドルの下落につれた売りが出たほか、米国株安が相場の重しとなり一時183.78円と本日安値を付けた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反落。本日のアジア市場では半導体・人工知能(AI)関連銘柄への売りを背景に、日本株や韓国株が大幅に下落。世界的なハイテク株売りが米国市場にも波及し、一時410ドル超下落した。ただ、ディフェンシブ株の一角に買いが入ると、指数は上げに転じる場面もあった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に続落。AI投資への懸念と米利上げ観測を背景に売りが優勢となった。SOXは一時8%超下げた。

・米国債券相場で長期ゾーンは反発。WTI原油先物相場の下落を受けてインフレへの懸念が和らぐと買いが入った。ただ、米利上げ観測を背景に売りも出やすく、引けにかけては伸び悩んだ。

・原油先物相場は3日続落。米政府は22日、イランへの制裁を8月21日まで緩和し、同国産原油の販売などを容認すると発表。ベッセント米財務長官は自身のSNSに、イランがホルムズ海峡の「自由で開かれた通航」を確約したと投稿した。供給正常化に向けた動きが進むなかでこの日から期先限月となった8月限は、通常取引の戻り高値水準を74ドル超えまでにとどめ、一時72ドル半ばまで売り込まれた。

・金先物相場は3日続落。FRBの利上げ観測は高まったままであり、利子の付かない金への売りが続いた。時間外取引では4100ドルに迫る場面もあった。通常取引で持ち直すも、為替のドル高進行でドル建て金には割高感が生じ、戻りは4100ドル台半ばまでと限られた。

(中村)
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