株式明日の戦略ー時4桁下落もプラスで終了、25日線近辺で売りは止まるか

 29日の日経平均は反発。終値は107円高の69468円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1089/値下がり416。AI関連が嫌われる中でも太陽誘電が10.9%高と急騰。米国でセールスフォースが大幅高となったことを手がかりに、NEC、富士通、野村総研などソフトウェア関連に買いが入った。Sansan、ラクス、フリーなどSaaS関連に値幅を伴った上昇となるものが多かった。証券会社が投資判断を引き上げた丸一鋼管や、自己株取得を発表した上組が急伸した。

 一方、キオクシアHDが4%台の下落となり、9万円を割り込んだ。フジクラ、住友電工、古河電工の電線大手3社がそろって大幅安。アドバンテストやレーザーテックなど半導体株の一角が弱かった。三菱UFJやみずほFGなど銀行株が軟調。監査法人から26.3期有価証券報告書の財務諸表および連結財務諸表について監査意見を表明しない旨の監査報告書を受領したと発表した海帆が急落した。

 日経平均は一時4桁の下落となったにもかかわらず、プラスで終えた。ソフトウェア、SaaS、ゲーム関連などが強く買われたことでAI相場の終わりが意識されるような場面もあったが、AI関連も全面安とはならなかった。上述したように、きょうは日経平均とTOPIXが後場の高値で取引を終え、グロース250指数が高値引けと、引けにかけての指数の動きが良かった。日経平均とTOPIXは25日線近辺で踏みとどまったようなチャート形状となっている。あすは6月最終日となるが、強い動きが見られるようなら短期の調整は一巡したとの見方が強まり、相場の雰囲気がガラッと良くなる展開も期待できる。
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