株式明日の戦略ー大幅安で7万円割れ、AI関連が調整色を強める

 23日の日経平均は9日ぶり大幅反落。終値は2565円安の69788円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり366/値下がり1154。3営業日ぶりに取引時間中に値が付いたフジクラが、AI関連が嫌われる中でも5%を超える上昇。物色は保守的に傾き、JR東海やJR東日本など鉄道株に資金が向かった。武田、参天製薬、ロート製薬など薬品株がディフェンシブ性を発揮して堅調に推移。「Pokemon Sleep」とのコラボ製品を発売すると発表したTENTIALが大幅高となった。

 一方、傘下アームの急落やナスダック安が嫌気されたソフトバンクGが10.1%安。他にも古河電工、レーザーテック、村田製作所などAI関連の多くが値を崩した。前日に「フィジカルAI関連」として買われた安川電機やファナックが大幅安。米国でスペースX株が急落したことから、アストロスケールやQPSHDなど宇宙関連の下げが大きくなった。

 本日、グロース市場に新規上場したLiNKXは、高い初値をつけた後も買いが続いてストップ高で終えた。

 日経平均は4桁の下落。2565円安と前日の上げ分(1103円高)を帳消しにする下げとなった。AI関連が日経平均の上昇に大きく貢献する日が多いだけに、きょうのようにAI関連がそろって売られてしまうとお手上げ状態となってしまう。あすは多少外部環境が悪くても反転してほしいところ。終値は69788円で、5日線(70869円、23日時点、以下同じ)や心理的節目の7万円を下回っている。反転できない場合、短期の調整でも25日線(66562円)辺りまで押す展開は想定される。

 24日に米国でマイクロン・テクノロジーが決算発表を予定しており、東京市場では25日に時間外の反応を消化する。AI関連は総崩れとなったが、過熱感が削がれたことで、マイクロンの決算が良かった場合には強く買われる可能性もある。日経平均は値幅の調整が一気に進んだだけに、きょうの7万円割れで売り一巡感が出てくるかに注目したい。
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