株式明日の戦略-後場に崩れて連日の4桁下落、AI関連に厳しい流れが続く

 8日の日経平均は大幅に3日続落。終値は1437円安の66819円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり564/値下がり960。中東リスクが再燃して原油先物価格が上昇したことから、INPEXが大幅上昇。海上運賃が上昇するとの思惑から、日本郵船など海運株に資金が向かった。1Q決算や創業60周年記念配当実施が好感されたセントラル警備保障が急伸。33FGや十六FGなど地銀株の動きが良かった。

 一方、アドバンテスト、レーザーテック、ディスコなど半導体株が軒並み大幅安。フジクラなど電線株も弱かった。太陽誘電は厳しい下げが続いて8%を超える下落。AI関連以外では大成建設や清水建設など建設株の弱さが目立った。個別に材料のあったところでは、証券会社が投資判断を引き下げたダイヘンが急落した。

 日経平均は連日の4桁下落。AI関連の底打ち期待が高まらない中で原油価格が上昇してAI関連以外も買いづらくなり、値幅を伴った下げとなった。時折押し目を拾う動きが見られたものの安値引けとなっており、流れは悪い。25日線(68607円、8日時点)割れからの一段安で、チャートの形状も悪化した。

 本日の米国では、6月に開催されたFOMCの議事要旨が公表される。ウォーシュ議長になって初となる前回の会合は内容がタカ派的と受け止められただけに、議論の中身を消化した米国マーケットの反応が大きく注目される。早期の利上げまではないとの見方が強まり、米国のハイテク株が買われるというのが今の日本株には理想的な展開。AI関連の中では、75日線近辺まで調整したことで、きょうは0.1%安と小幅な下げにとどまったソフトバンクグループに切り返す動きが見られるかに注目したい。
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