株式明日の戦略-大幅高で週間でもプラス、AI関連の動向には引き続き注意が必要

 3日の日経平均は大幅反発。終値は1010円高の69744円。

 日経平均は大幅高。序盤はAI関連売り、それ以外は買いと、きのうと似た構図であったが、キオクシアの復活によってAI関連に対する売り圧力が和らぎ、値幅を伴った上昇となった。ただ、本日の米国は休場で、週明けは材料難が予想される。キオクシアがきょうの反動で売られた場合には、逆回転の動きが出てくる展開も想定される。日本ではAI関連の裾野が広がってはいるが、良くも悪くもキオクシアは別格で、他のAI関連もこの銘柄の影響を受けることが改めて印象付けられた。来週もキオクシアの動向には最大限の注意を払う必要がある。


【来週の見通し】
 上値が重いか。世界的にAI関連の値動きが不安定となっている。日経平均はAI関連の影響を受けやすいだけに、荒い動きが続くと予想する。AI関連は直近で大きく崩れる場面があっただけに、弱材料の方に若干敏感になるとみる。ただし、AI関連以外には出遅れ感が強い銘柄が多くあり、今週はそういった銘柄にも動意が見られた。日経平均は派手な上げ下げを繰り返し、TOPIXはしっかりとした動きが続く展開をイメージしている。ファーストリテイリングやセブン&アイなどが決算発表を予定しており、セクターでは小売株の注目度が高まるだろう。

【今週を振り返る】
 乱高下して週間では上昇した。日経平均は6月29日から7月1日までは3日続伸。ただ、3営業日とも陰線を形成しており、値動きは不安定となった。2日は米国のAI関連が値を崩したことで、1741円安と4桁の下落。値上がり銘柄は多かったものの、AI関連が総崩れとなった。米国でAI関連への売りが続いたことから、3日は一時下げ幅を4桁に広げて68000円を割り込んだ。しかし、売り込まれていたキオクシアHDに強い買いが入ったことでセンチメントが強気に傾き、一転して上げ幅を4桁に拡大。69000円を大きく上回って週を終えた。日経平均は週間では約383円の上昇となり、週足では陽線を形成した。


【来週の予定】
 国内では、5月毎月勤労統計調査、5月家計調査、5月景気動向指数(7/7)、5月国際収支、6月景気ウォッチャー調査、10年国債入札(7/8)、6月マネーストックM2、6月都心オフィス空室率、6月工作機械受注、5年国債入札(7/9)、オプションSQ、6月企業物価指数、30年国債入札(7/10)などがある。

 企業決算では、ネクステージ、トーセイ、薬王堂HD、(7/6)、パルGHD、サンエー、サーラ、わらべや(7/7)、アサヒ、ツルハHD、ABCマート、ライフコーポ、吉野家HD(7/8)、ファーストリテイ、7&i-HD、ローツェ、キユーピー、スギHD、イオンFS(7/9)、イオン、良品計画、安川電、竹内製作、OSG、JINSHD、古野電(7/10)などが発表を予定している。

 海外の経済指標の発表やイベントでは、米6月ISM非製造業景況指数(7/6)、米5月貿易収支、米3年国債入札(7/7)、FOMC議事要旨(6/16~17開催分)、米5月消費者信用残高、米10年国債入札(7/8)、中国6月消費者物価指数(CPI)、中国6月生産者物価指数(PPI)、米6月中古住宅販売件数、米30年国債入札(7/9)などがある。

 米企業決算では、ペプシコ(7/9)、デルタ航空(7/10)などが発表を予定している。
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