株式明日の戦略-AI関連が崩れて4桁下落、雇用統計を受けた米国株の反応に要注目

 2日の日経平均は4日ぶり大幅反落。終値は1741円安の68733円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1215/値下がり314。AIの脅威から嫌われていたNEC、富士通、野村総研などソフトウェア関連が大幅上昇。フリー、Sansan、マネーフォワードなどSaaS関連の多くに見直し買いが入った。トヨタ、ホンダ、日産自動車など自動車株が軒並み大幅高。新作ゲームの発売日を前倒しすると発表したカプコンが急伸した。

 一方、米国でメモリ関連株が急落したことを嫌気して、キオクシアHDが13.5%安。プライムの値下がり率トップとなった。アドバンテスト、東京エレクトロン、レーザーテックなど半導体株の多くが大幅安。古河電工など電線株や、太陽誘電など電子部品株も弱かった。AI関連以外では、月次が失望を誘ったワークマンが大幅安となった。

 日経平均は4桁の下落。プライムの値上がり銘柄数だけを見ればプラスとマイナスは逆でも良いくらいだが、日経平均への影響度が大きい銘柄が売り込まれた。ただ、AI関連が売られる際にきょうのように多くの銘柄が買われるのであれば、日経平均が大きく下げたとしても投資家のセンチメントはそれほど悪化しないと考えられる。主役が交代するかどうかはともかく、日本株から資金が逃げる可能性は低い。

 米国は本日6月雇用統計が発表され、あす3日は休場となる。雇用統計が失望材料とならなかった場合でも利益確定売りは出やすいスケジュールだが、それだけに米国株が上昇するようなら、あすの日本株にはかなりの好影響が期待できる。逆に米国株が大きく下げてしまった場合には、日本株もリスク回避ムードが強まると思われる。売りの場合、25日線(68361円、2日時点)がサポートとして意識されるかどうかに注意を払っておきたい。
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