株式明日の戦略-大幅高も引け味はイマイチ、あすは上値が重いか

 9日の日経平均は4日ぶり大幅反発。終値は924円高の67743円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり585/値下がり917。米サンディスク株の大幅高を追い風に、キオクシアHDが8.3%高。アドバンテスト、東京エレクトロン、SCREENなど半導体株が買いを集めた。ツガミやDMG森精機など機械株の一角が急伸。SpaceXの「スターシップ」の荷物スペースを活用した月輸送サービスの提供を開始すると発表したispaceがストップ高比例配分となった。

 一方、トヨタや日産自動車など自動車株が全般軟調。三井不動産や三菱地所など不動産株も多くが売りに押された。AI関連の多くが買われる中、太陽誘電は買いが先行したものの失速して2%近い下落。ユーロ円建てCBを発行すると発表した三菱マテリアルが大幅安となった。ABCマートが1Q決算を受けて11.4%安と急落した。

 日経平均は大幅上昇。ただ、4桁下落が2日続いた後の反発は4桁上昇とはならなかった。一時1600円超上昇したが後場に失速しており、引け味が良いとは言えない。あすはETFの分配金ねん出目的の売り需要発生日である上に、地政学リスク再燃により週をまたぐリスクが意識されそうであることから、上値は重いだろう。今週は25日線(68618円、9日時点)を割り込んだ後に同水準が抵抗となっているだけに、大崩れは避けたい局面。きのう6日の安値66819円を下回ることなく推移できるかどうかに注目したい。
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