NY株見通しー米6月雇用統計に注目

 今晩は米雇用統計に注目。1日のNY株式市場は主要3指数がそろって3日ぶりに反落した。ダウ平均は一時最高値を更新したものの、後半に失速して13.96ドル安のほぼ横ばいで終了。ナスダック総合指数は0.66%安となった。上半期に急騰した半導体などのハイテク株から、景気敏感株への資金ローテーションが強まり、マイクロン・テクノロジーが10.57%下落するなど半導体株に利益確定売りが強まった。また、米10年債利回りが4.48%台へ上昇したことや、FRB議長の物価高に対する警戒発言も相場の重荷となった。一方で、メタの急伸や金融株の上昇が下値を支えた。

 今晩のNY株式市場は、寄り前に発表される米6月雇用統計に市場の関心が集中する。市場予想では非農業部門雇用者数が11.5万人増と、5月の17.2万人増から減少が見込まれており、労働市場の減速や利下げ期待への影響を見極める展開となる。また、前営業日に激しい売りが出た半導体株の動向も焦点だ。株価指数先物は小幅に上昇して推移しており、前日のハイテク株安から持ち直せるかが注目される。市場では、半導体から他の景気敏感セクターへの資金循環(ローテーション)は相場の健全な調整であり、下半期の強気相場持続を示すシグナルとの見方もある。雇用指標の結果を受けた金利動向と、セクター間の資金移動の行方がポイントとなりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは6月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)、新規失業保険申請件数、5月製造業新規受注など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:7月2日、14:00)
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