ニューヨーク外国為替市場概況・2日 ドル円、4日ぶり反落

 2日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに反落。終値は161.11円と前営業日NY終値(162.58円)と比べて1円47銭程度のドル安水準だった。米労働省が発表した6月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比5.7万人増と予想の11.3万人増を下回ったほか、過去2カ月分の数値が下方修正された。また、失業率は4.2%と予想の4.3%より強い内容となったものの、「これは労働参加率の低下によるもの」との受け止めが多かった。米連邦準備理事会(FRB)が7月に利上げに踏み切るとの観測が後退し、米長期金利の低下とともにドル売りが先行。一時160.64円と日通し安値を付けた。
 ただ、9月については依然として政策金利の引き上げが有力と見られており、米金利低下とドル安は長続きしなかった。売り一巡後は米国の3連休を控えたポジション調整の動きに終始し、161.00円を挟んだもみ合いに転じた。なお、この日は米独立記念日の振替休日の前営業日で米債券市場は短縮取引だった。

 ユーロドルは反発。終値は1.1432ドルと前営業日NY終値(1.1377ドル)と比べて0.0055ドル程度のユーロ高水準だった。米雇用統計の下振れを受けてユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.1473ドルと日通し高値を付けたものの、買い一巡後はじりじりと上値を切り下げた。一時は4.45%台まで低下した米10年債利回りが4.48%台まで上昇して取引を終えたことも相場の重し。5時前には1.1426ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円は続落。終値は184.17円と前営業日NY終値(184.98円)と比べて81銭程度のユーロ安水準。政府・日銀が円安是正に向けて不意打ちする形で再び為替介入に踏み切る可能性が意識されて、日本時間夕刻には一時183.78円まで下げる場面があった。ただ、NYの取引時間帯に限れば184.00円を挟んだレンジ取引に終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日の参考レンジ
ドル円:160.64円 - 162.61円
ユーロドル:1.1375ドル - 1.1473ドル
ユーロ円:183.78円 - 185.09円

(中村)
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