NY株見通し-今週はメガキャップ決算や原油相場に注目

 今週のNY市場はメガキャップ決算や原油相場に注目。先週のダウ平均は0.93%安と2週続落、ナスダック総合も2.90%安と3週ぶりに反落した。週初は米イラン間の緊張再燃に伴う原油急騰や地政学リスクが重しとなったが、米6月CPIやPPIが予想を下回るとインフレ鈍化期待から買われる場面もあった。しかし、売上見通しを減額したIBMの急落や、中国企業の新型AIモデル発表による半導体分野の競争激化懸念、ネットフリックスの急落が冷や水となった。TSMCの投資警戒感も重なり、半導体・ハイテク株を中心に利益確定売りが拡大。週末にかけても原油高や過熱警戒が根強く、主要指数を押し下げた。

 今週は本格化する企業決算、特にメガキャップの動向に注目が集まる。水曜日にはハイパースケーラーの先陣を切ってアルファベットが決算を発表予定だ。クラウド事業の拡大ペースやAIインフラへの設備投資見通し、新型AIモデルの動向が焦点であり、相場を牽引してきたAI関連株全体のセンチメントを大きく左右しそうだ。また、同じく水曜日発表のテスラ決算では、価格競争下の粗利益率や自動運転等の開発状況が注視される。このほか、3MやGM、インテルなどの主要企業決算や、金曜日の7月S&PグローバルPMI速報値などのマクロ指標も予定されている。米イラン緊張による原油価格の動向に警戒しつつ、業績を見極める展開となろう。

 今晩の米経済指標・イベントは6月景気先行指数など。企業決算は寄り前にドミノ・ピザ、テレダイン、引け後にスターバックスなどが発表予定。(執筆:7月20日、14:00)

(山下)
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