ニューヨーク外国為替市場概況・28日 ユーロドル、上昇

 28日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは上昇。終値は1.1387ドルと前営業日NY終値(1.1369ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。中東情勢の緊張が緩和したことで、WTI原油先物価格が一時1バレル=77.78ドル前後まで大幅に下落すると、「有事のドル買い」を巻き戻す動きが先行した。7月米消費者信頼感指数や同月米リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回ったことも相場の支援材料となり、1時30分前に一時1.1405ドルまで値を上げた。
 ただ、前日の高値1.1418ドルが目先レジスタンスとして意識されると上昇は一服。そのあとは明日29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に様子見ムードが広がり、次第に値動きが鈍った。
 なお、トランプ米大統領とネタニヤフ・イスラエル首相はこの日、ホワイトハウスで会談を実施。両首脳はイラン紛争を巡る公の意見の相違を埋め合わせようとしたもよう。この会談は報道陣の立ち入りが禁止されていたが、レビット米ホワイトハウス報道官は「会談は前向きで実り多いものだった」と明らかにした。また、イスラエル首相報道官は「イスラエルはトランプ大統領の選択なら何でも支持する」と表明した。

 ドル円は3営業日ぶりに小反発。終値は163.85円と前営業日NY終値(163.75円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。20時前に一時163.95円と日通し高値を付けたものの、23日に付けた39年8カ月ぶりの高値163.99円がレジスタンスとして意識されると失速。中東を巡る投資家の不安が後退する中、「原油安・株高・ドル安」の様相が強まると一時163.65円付近まで下押しした。米長期金利の低下や米経済指標の下振れも相場の重しとなった。
 ただ、オセアニア時間に付けた日通し安値163.64円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。ユーロ円など一部クロス円の上昇も相場を下支えした。

 ユーロ円は3日ぶりに反発。終値は186.58円と前営業日NY終値(186.15円)と比べて43銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入ったほか、ダウ平均の上昇に伴う円売り・ユーロ買いが出た。1時30分過ぎには一時186.68円と日通し高値を付けた。

本日の参考レンジ
ドル円:163.64円 - 163.95円
ユーロドル:1.1353ドル - 1.1405ドル
ユーロ円:186.05円 - 186.68円

(中村)
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