欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、神経質な動き

 30日の欧州外国為替市場でドル円は神経質な動き。22時時点では162.95円と20時時点(162.81円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。ドル円は162.30円台まで弱含んだ後の買い戻しで163.04円付近まで上昇したものの、163円台に定着することはできなかった。米国の経済指標発表前にはポジション調整による米長期債の買い戻しが入り、利回りは低下していたが、指標発表後は債券が再び売られると利回りは上昇。しかし、この金利上昇はドル買いにはつながらず、前日同様に「米国売り」を意識したドル売りが優勢となったことで、ドル円は162.70円近辺まで弱含んだ。ただ、この後の米株市場の動向などを確かめるまでは明確なトレンドも出ずに、下値も限られ神経質に上下している。
 なお、米経済指標では、PCEコア・デフレーターは前月比で市場予想をわずかに下回ったものの、総じて市場予想に沿った内容だった。一方、4-6月期GDP速報値は市場予想を下回った半面、新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数は予想よりも良好な結果となるなど、全体として強弱入り混じる内容となった。
 
 ユーロドルは底堅い。22時時点では1.1473ドルと20時時点(1.1473ドル)とほぼ同水準だった。昨日からのドル売り地合いが継続するなか、ユーロドルは20時前につけた日通し高値1.1484ドルに迫る水準まで上昇し、底堅い動きを維持している。
 
 ユーロ円はもみ合い。22時時点では186.94円と20時時点(186.80円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の急落につれて186.31円まで下押しした後、一時は187円台をわずかに回復する場面もあった。ただ、ドル円同様に買い戻しの勢いは限られ、その後はドル相場に振らされる展開となり、186円後半を中心としたもみ合いが続いている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:162.30円 - 163.74円
ユーロドル:1.1434ドル - 1.1484ドル
ユーロ円:186.31円 - 187.44円

(松井)
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