NYマーケットダイジェスト・4日 ダウ最高値・原油安・金利低下・円失速(2)

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、史上最高値を更新した。ベッセント米財務長官の発言をきっかけに、中東情勢を巡る緊張が緩和することへの期待が高まると取引開始直後から買い注文が広がった。好決算を発表したキャタピラーが大幅に上昇したことも相場の押し上げ要因となり、指数は一時1090ドル超の値上がりとなった。
 多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も4日続伸し最高値を更新した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、6月15日以来の高値で取引を終えた。

・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。ベッセント米財務長官の発言をきっかけに中東情勢を巡る緊張が緩和することへの期待が高まると、WTI原油先物相場が大幅に下落。インフレに対する過度な懸念が薄れ、債券に買いが入った。

・原油先物相場は大幅続落。ベッセント米財務長官はこの日、「一両日中にもホルムズ海峡の再開に向けた合意に達する可能性がある」との見解を示した。米国とイラン間で外交的解決に向けた取り組みが進展しているとの報道も伝わるなか、中東の緊張緩和への期待が高まり、原油輸送の供給懸念が後退した。取引時間中には一時75.16ドルまで下落し、清算値ベースでも約3週間ぶりの安値をつけた。

・金先物相場は3日ぶりに反発。米国とイラン間で紛争解決に向けた取り組みが継続しているとの報道が伝わるなか、ベッセント米財務長官は「一両日中にもホルムズ海峡での商船の自由航行を認める合意に達する可能性がある」との見解を示した。中東の地政学リスク後退への期待から原油先物価格が大きく下落し、米長期金利は低下。これを受けて利回りを生まない資産である金に買いが入り、一時4163.8ドルまで上昇する場面も見られた。

(中村)
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