ロンドン為替見通し=ユーロドル、8月ユーロ圏HICPでECBの金融政策を見極めか
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、イラン情勢を巡るヘッドラインに警戒しながら、8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値を確認し、10日の欧州中央銀行(ECB)理事会に向けた金融政策への思惑を探る展開となりそうだ。
まず警戒したいのが、中東情勢のさらなる緊迫化だ。米国とイランの軍事衝突再燃を受けて原油価格が上昇基調にあり、エネルギー価格を通じてユーロ圏のインフレ圧力が再び高まる可能性がある。
また、本日まで開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議での議論にも警戒が必要だ。ベッセント米財務長官は、イランとの経済的関係を断たなければ二次制裁に直面する可能性があるとのメッセージを各国に伝える意向を示しており、イランへの対応を巡る声明文の内容が注目される。一方、主催国である米国がロシアのシルアノフ財務相を招待していることで、参加国間の意見の隔たりも指摘されている。声明文の取りまとめを巡って不協和音が強まれば、市場のリスク回避を誘う可能性もある。
こうした外部要因に加え、本日のユーロドルを動かす直接的な材料となるのが8月ユーロ圏HICP速報値だ。市場予想は前年比+3.3%と、7月の+2.9%から伸びが加速すると見込まれている。予想通りインフレ率が上昇すれば、原油高によるインフレ圧力への警戒と相まって、ECBの金融政策に対するタカ派的な思惑が強まる可能性がある。
もっとも、昨日発表された8月ドイツCPIは前年比+2.9%と、市場予想の+3.0%を下回った。ドイツのインフレ率が予想ほど加速しなかったことを踏まえると、ユーロ圏HICPも市場予想を下回る可能性には注意が必要だ。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1711ドル(8/20・21高値)
・ユーロ円:186.02円(8/21高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1506ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ユーロ円:184.57円(8/20安値)
(山下)
まず警戒したいのが、中東情勢のさらなる緊迫化だ。米国とイランの軍事衝突再燃を受けて原油価格が上昇基調にあり、エネルギー価格を通じてユーロ圏のインフレ圧力が再び高まる可能性がある。
また、本日まで開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議での議論にも警戒が必要だ。ベッセント米財務長官は、イランとの経済的関係を断たなければ二次制裁に直面する可能性があるとのメッセージを各国に伝える意向を示しており、イランへの対応を巡る声明文の内容が注目される。一方、主催国である米国がロシアのシルアノフ財務相を招待していることで、参加国間の意見の隔たりも指摘されている。声明文の取りまとめを巡って不協和音が強まれば、市場のリスク回避を誘う可能性もある。
こうした外部要因に加え、本日のユーロドルを動かす直接的な材料となるのが8月ユーロ圏HICP速報値だ。市場予想は前年比+3.3%と、7月の+2.9%から伸びが加速すると見込まれている。予想通りインフレ率が上昇すれば、原油高によるインフレ圧力への警戒と相まって、ECBの金融政策に対するタカ派的な思惑が強まる可能性がある。
もっとも、昨日発表された8月ドイツCPIは前年比+2.9%と、市場予想の+3.0%を下回った。ドイツのインフレ率が予想ほど加速しなかったことを踏まえると、ユーロ圏HICPも市場予想を下回る可能性には注意が必要だ。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1711ドル(8/20・21高値)
・ユーロ円:186.02円(8/21高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1506ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ユーロ円:184.57円(8/20安値)
(山下)