NY為替見通し=まず米雇用統計の反応を見極めも、米3連休前で次第に動意落ち着くか

 NYタイムのドル円は、序盤の8月米雇用統計を受けた市場の反応を見極める展開となる。東京タイムの155円前半を下値に、レーバーデーによる米3連休を控えるなか買い戻しが入って156.58円まで戻した。米雇用統計の結果を受け、米長期金利やドルがどのように反応するか注目したい。

 8月米雇用統計では非農業部門雇用者数5.6万人増、失業率4.1%、平均時給は前月比+0.3%・前年比+3.0%程度の結果が見込まれている。ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長がインフレ警戒から利上げの可能性にも含みを持たせるなか、強い結果となれば、米金利上昇とともにドル円がさらに戻りを試す展開が想定される。一方、弱い結果となれば米金利低下とドル売りが強まり、8月3日安値155.23円など再び155円前半を意識した動きとなるか。

 ただ、米雇用統計通過後は、米3連休を控えて次第に動きが落ち着いていくことも想定できる。米休場となることで、連休中に日米が協力して介入することへの警戒が緩むとして、日銀の利上げ観測なども背景に急ピッチで進んできた円買い・ドル売りを巻き戻す動きが強まる可能性がある。ただ、連休を前に米系マーケット参加者の積極的な取引は限られそうで、ドル円の上値追いも続きにくそうだ。

 雇用統計を受けた初動の後、155円前半から戻してきた流れがどこまで続くかを見極めつつ、米連休入りを前にしたポジション調整主体の動きに収れんしていくと考えられる。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、昨日欧州序盤の戻り高値157.37円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、昨日安値155.30円や8月3日安値155.23円。

(関口)
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