NY為替見通し=ドル円、160円付近の底堅さ維持できるか 米金利と介入警戒の綱引き

 NYタイムのドル円は、米経済指標と20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議最終日の要人動向を軸に、160円付近の底堅さを維持できるか見定める展開となる。ここまで、米10年債利回りの上昇や原油高を背景に160円台へ乗せる動きとなったが、指標結果とG20に関連した思惑で振れる可能性がある。

 経済指標では23時発表の8月米ISM製造業景気指数と7月米JOLTS求人件数に注目。直近でウォーシュFRB議長がインフレ警戒から利上げの可能性に言及し米金利を高止まりさせているだけに、指標が堅調であれば米長期金利の一段高とともにドル買いが強まり、160円台で上値を試す動きが進むことが考えられる。

 一方で、160円台ではG20最終日に伴う介入警戒感が手控え要因となる可能性にも一応留意しておきたい。本日「日本側に利上げへの道筋や財政持続性を明確に示すことが重要」と言及したベッセント米財務長官をはじめ、片山財務相や植田日銀総裁による会談後の発言や、G20閉幕に伴う共同会見や声明文の内容には注意が必要となる。

 米指標の強い結果による「米金利上昇によるドル買い」と、160円台での介入警戒が交錯して上下に振れるリスクに注意が必要だ。


・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、7月31日高値160.88円。

・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、日足一目均衡表・転換線159.12円。

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。