週間為替展望(豪ドル/ZAR)-ZAR、SARBの金融政策に警戒
◆豪ドル、米追加利上げ期待が対ドルでの重し
◆豪ドル、8月雇用統計に注目
◆ZAR、SARBの金融政策に警戒
予想レンジ
豪ドル円 109.00-113.00円
南ア・ランド円 9.40-9.70円
9月21日週の展望
来週の豪ドル相場は、神経質な展開となりそうだ。15-16日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利上げが実施され政策金利は3.75-4.00%へ引き上げられたほか、ドットプロットでは年内あと1回の追加利上げ(4.00-4.25%へ)が示唆された。インフレ高止まりを警戒する米連邦準備理事会(FRB)のタカ派的な姿勢が再確認されたことで、米長期金利の上昇やドル買い圧力が意識されやすく、豪ドルの対ドルでの上値を抑える重石となりやすい。
一方、豪州国内では24日発表の8月雇用統計が最大の焦点となる。8月10-11日開催の豪準備銀行(RBA)理事会声明文では、労働市場の需給が徐々に緩和しているものの「完全雇用水準に比べ依然としてやや引き締まった状態にある」との評価がなされていた。金利先物市場では足もとで、28-29日開催予定の次回RBA理事会での利上げ実施を80%超織り込んでいる。24日の雇用統計が力強い内容となれば次回会合での利上げ観測が固まり豪ドル買いを誘発する一方、伸び悩みが見られた場合は利上げ織り込みの剥落から売りが強まる場面も想定され、指標発表前後で神経質な値動きが続きそうだ。
南アフリカ・ランド(ZAR)は、23日に発表される8月消費者物価指数(CPI)と南アフリカ準備銀行(SARB)の金融政策決定委員会(MPC)を控え、荒い値動きに警戒が必要な展開が見込まれる。市場では7.25%への政策金利引き上げ予想が優勢となっているものの、インフレ見通しの改善や景気への配慮を理由に7.00%での据え置きを見込む向きも一部残されている。7月23日の前回MPCでは、事前に広がっていた利上げ予想に反して7.00%での据え置きがサプライズ決定され、発表直後にランド売りが急拡大した経緯がある。
それだけに、今回もCPIの結果や政策決定の内容次第では市場の思惑が大きく揺さぶられやすい。米金利高止まりに伴う対ドルでの上値の重さに加え、日銀金融政策決定会合後にドル円が追加利上げ観測の高まりから下落する可能性もあり、ZAR円相場への下押しリスクも重なっており、結果発表前後を中心に波乱含みの推移となりそうだ。
9月14日週の回顧
豪ドルは対ドル・対円でまちまちな動き。対ドルでは週明けから上値の重い展開となり、16日のFOMC後は米追加利上げ期待を背景に全般ドル買いが強まった流れに沿って、0.70ドル台まで押し戻された。その後は0.71ドル台まで値を戻している。一方、対円ではドル円の上昇につれて109円台後半から111円台まで下値を切り上げている。
ZARも対円では週明け14日に9.45円の安値をつけた後は9.50円台で下げ渋りとなったが、対ドルでは8月5日以来となる16.40ZAR台までドル高・ZAR安が進んだ。(了)
(執筆:9月18日、9:00)
(小針)
◆豪ドル、8月雇用統計に注目
◆ZAR、SARBの金融政策に警戒
予想レンジ
豪ドル円 109.00-113.00円
南ア・ランド円 9.40-9.70円
9月21日週の展望
来週の豪ドル相場は、神経質な展開となりそうだ。15-16日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利上げが実施され政策金利は3.75-4.00%へ引き上げられたほか、ドットプロットでは年内あと1回の追加利上げ(4.00-4.25%へ)が示唆された。インフレ高止まりを警戒する米連邦準備理事会(FRB)のタカ派的な姿勢が再確認されたことで、米長期金利の上昇やドル買い圧力が意識されやすく、豪ドルの対ドルでの上値を抑える重石となりやすい。
一方、豪州国内では24日発表の8月雇用統計が最大の焦点となる。8月10-11日開催の豪準備銀行(RBA)理事会声明文では、労働市場の需給が徐々に緩和しているものの「完全雇用水準に比べ依然としてやや引き締まった状態にある」との評価がなされていた。金利先物市場では足もとで、28-29日開催予定の次回RBA理事会での利上げ実施を80%超織り込んでいる。24日の雇用統計が力強い内容となれば次回会合での利上げ観測が固まり豪ドル買いを誘発する一方、伸び悩みが見られた場合は利上げ織り込みの剥落から売りが強まる場面も想定され、指標発表前後で神経質な値動きが続きそうだ。
南アフリカ・ランド(ZAR)は、23日に発表される8月消費者物価指数(CPI)と南アフリカ準備銀行(SARB)の金融政策決定委員会(MPC)を控え、荒い値動きに警戒が必要な展開が見込まれる。市場では7.25%への政策金利引き上げ予想が優勢となっているものの、インフレ見通しの改善や景気への配慮を理由に7.00%での据え置きを見込む向きも一部残されている。7月23日の前回MPCでは、事前に広がっていた利上げ予想に反して7.00%での据え置きがサプライズ決定され、発表直後にランド売りが急拡大した経緯がある。
それだけに、今回もCPIの結果や政策決定の内容次第では市場の思惑が大きく揺さぶられやすい。米金利高止まりに伴う対ドルでの上値の重さに加え、日銀金融政策決定会合後にドル円が追加利上げ観測の高まりから下落する可能性もあり、ZAR円相場への下押しリスクも重なっており、結果発表前後を中心に波乱含みの推移となりそうだ。
9月14日週の回顧
豪ドルは対ドル・対円でまちまちな動き。対ドルでは週明けから上値の重い展開となり、16日のFOMC後は米追加利上げ期待を背景に全般ドル買いが強まった流れに沿って、0.70ドル台まで押し戻された。その後は0.71ドル台まで値を戻している。一方、対円ではドル円の上昇につれて109円台後半から111円台まで下値を切り上げている。
ZARも対円では週明け14日に9.45円の安値をつけた後は9.50円台で下げ渋りとなったが、対ドルでは8月5日以来となる16.40ZAR台までドル高・ZAR安が進んだ。(了)
(執筆:9月18日、9:00)
(小針)
