インド・ルピー、RBIの投機抑制策で1%急反発へ 770億ドルのヘッジ需要に対処

 インド準備銀行(RBI)は、原油高や資本流出に伴う急速なルピー安を阻止するため、過剰な企業ヘッジ需要の抑制策と石油会社向け特別ドル供給窓口の導入に踏み切った。これを受け、オフショアNDF市場でルピーは1ドル=96ルピー台前半まで約1%急上昇した。

 RBIは銀行に対し大口ヘッジへの準備金積み増しを求めるほか、デリバティブ契約の再予約制限などを実施し、ヘッジコストを80-150bp引き上げることで投機的なドル買いを抑制する。今年約7%下落し史上安値に迫っていたルピーだが、今回の直接介入により一時的な底固めが期待される。ただし、原油価格の動向や株式市場からの外資流出が続けば、上値は限られるとの慎重な見方も根強い。

(越後)
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