ニューヨーク外国為替市場概況・15日 ドル円、下落

 15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下落。終値は158.00円と前営業日NY終値(158.33円)と比べて33銭程度のドル安水準だった。前日の9月米消費者物価指数(CPI)に続き、本日発表の同月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ると、円売り・ドル買いが先行。同時に発表された9月米小売売上高が予想より強い内容となったことも相場の支援材料となり、一時158.19円付近まで値を上げた。
 ただ、人工知能(AI)投資を巡る不透明感が高まる中、リスク回避手段としての債券買いで米長期金利が低下するとドル円にも売りが出て、23時前には一時157.55円と日通し安値を更新した。
 もっとも、8日の安値157.52円や5日の安値157.44円がサポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米長期金利が低下幅を縮めたことも相場を下支えし、1時過ぎには158.25円付近まで下げ渋る場面があった。

 ユーロドルは反発。終値は1.1220ドルと前営業日NY終値(1.1157ドル)と比べて0.0063ドル程度のユーロ高水準だった。ただ、NY時間に限れば1.1189-1.1225ドルの狭いレンジ取引に終始した。9月米PPIなど予想を上回る米経済指標が相次ぐとユーロ売り・ドル買いが先行したものの、反応は限定的だった。明日16日の東京時間にはウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が予定されているため、内容を確認したいとの雰囲気があった。

 ユーロ円は反発。終値は177.26円と前営業日NY終値(176.63円)と比べて63銭程度のユーロ高水準。23時前に一時176.70円付近まで値を下げたものの、オセアニア時間に付けた日通し安値176.51円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。ドル円の下げ渋りにつれた買いが入ると一時177.42円と日通し高値を更新した。日米株価指数が底堅く推移したことも相場の支援材料。
 なお、米株式市場でダウ平均は一時620ドル超上昇したほか、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比1050円高の6万5850円まで上昇した。

本日の参考レンジ
ドル円:157.55円 - 158.35円
ユーロドル:1.1151ドル - 1.1241ドル
ユーロ円:176.51円 - 177.42円

(中村)
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