NY株見通しー高値警戒感からもみ合いか

 今晩は高値警戒感からもみ合いか。前日4日のNY株式相場は大幅高となった。米中間選挙で民主党が上下両院の過半数を確保し、トランプ大統領が結果を受け入れる姿勢を示したことで政治的不確実性が後退し、買いが優勢となった。米イラン戦争終結に向けた交渉進展への期待から原油先物価格が8%超急落し、インフレ懸念が和らいだことも支援となった。ダウ平均は1569.40ドル高(3.03%高)と急反発し、2025年4月以来の上昇率を記録した。ナスダック総合も1.44%高となり、S&P500とともに2日続伸した。一方でデータセンター規制強化への警戒感から一部のAI関連株は軟調だった。引け後に決算を発表した半導体のクアルコムは時間外で7%超下落。決算は予想を上回ったものの、今四半期の見通しが市場予想並みにとどまった。一方、ソフトウェアのアップラビンは、決算が市場予想を上回り、株価は時間外で22%高と急伸した。

 今晩のNY株式市場は、前日の急騰を受けた利益確定売りと翌日の10月米雇用統計の発表を控えた見極めムードから、もみ合いの展開となりそうだ。中間選挙通過による不確実性の後退は引き続き下値を支えるものの、民主党の議会制覇に伴うデータセンター規制強化懸念や、短期間での急伸に対する高値警戒感が上値を抑える要因となる。今晩は新規失業保険申請件数など雇用関連指標の発表が予定されており、結果を受けた米連邦準備理事会(FRB)の金融政策見通しや米長期金利の動きが注視される。また、前日引け後に決算を発表したクアルコムやアップラビンなど個別銘柄の動向も注目される。
 
 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数のほか、10月チャレンジャー企業人員削減数など。企業決算は寄り前にラルフ・ローレン、タペストリー、引け後にアカマイ・テクノロジーズ、エアビーアンドビーなどが発表予定。(執筆:11月5日、14:00)
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