東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 12日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では142.83円とニューヨーク市場の終値(142.47円)と比べて36銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが前週末比で低下に転じた場面では、持ち高調整とみられる売りも巻き込んで142.33円まで下押しした。もっとも一巡後は再び下値を切り上げる展開に。米長期金利が持ち直したことや、日本株高を背景にユーロ円が強含んだことも支えに142.87円付近まで買い戻された。

 ユーロ円は強含み。12時時点では143.99円とニューヨーク市場の終値(143.15円)と比べて84銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が下げた場面では143.50円割れまでつれ安となった。ただリスク志向のユーロ買い円売りは根強く、あっさりと切り返すと144円台を回復。144.04円まで強含み、早朝につけた本日高値144.12円に迫った。
 また、スイスフラン円も148.98円まで買われて年初来高値を更新した。

 ユーロドルはじり高。12時時点では1.0081ドルとニューヨーク市場の終値(1.0042ドル)と比べて0.0039ドル程度のユーロ高水準。東京勢の参入後に1.0060ドル台で下値の堅さを確認し、再び買い優勢となった。ユーロ円の上昇にも後押しされて一時1.0095ドルまで値を上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.05円 - 142.95円
ユーロドル:1.0045ドル - 1.0127ドル
ユーロ円:143.39円 - 144.12円


(小針)
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