東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上値重い

 14日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。12時時点では144.38円とニューヨーク市場の終値(144.58円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。先週に引き続き、日銀が指し値オペで5-10年ゾーンの増額を通達。日米金利差拡大が再び意識され、144.85円までドル買い円売り戻しとなった。もっとも一巡後は144.40円割れまで上値を切り下げる展開に。米・中長期金利の上昇がやや一服した他、松野官房長官の円安けん制発言「このような動きが続く場合はあらゆる措置を排除せず必要な対応を取りたい」も持ち高調整のドル売りを促したようだ。

 ユーロ円は伸び悩み。12時時点では144.18円とニューヨーク市場の終値(144.18円)とほぼ同水準だった。ドル円が反発するとつれて上昇し、日通し高値となる144.48円まで買われた。その後もドル円に追随し、144.10円台まで水準を落とした。

 ユーロドルは12時時点では0.9986ドルとニューヨーク市場の終値(0.9970ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。ポジション調整と見られる買いで、0.9990ドルまでじり高となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.09円 - 144.96円
ユーロドル:0.9956ドル - 0.9990ドル
ユーロ円:143.79円 - 144.48円


(小針)
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