今日の株式見通し--軟調か FOMC結果発表前に米長期金利が大幅上昇

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は313ドル安の30706ドルで取引を終えた。FOMCの結果発表を前に、米債券市場では10年債利回りが一時3.6%台に乗せ、2年債利回りは4%に接近。金利上昇が嫌気されて幅広い銘柄が売りに押された。ドル円は足元143円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて220円安の27230円、ドル建てが205円安の27245円で取引を終えた。

 米国株安を嫌気した売りに押されると予想する。9月FOMCでは大幅利上げが確実視されており、これを前に先回りで米国の金利が上昇し、米国株が売られるのは想定の範囲内ではある。ただ、パウエルFRB議長の会見次第では米国株が一段安となる懸念もある上に、あす22日は日銀金融政策決定会合の結果発表のほか、英国などでも金融政策の発表がある。きょうは買いを入れる理由に乏しく、水準を切り下げて始まった後の戻りも限られるだろう。日経平均の予想レンジは27250円-27600円
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