東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下落

 28日の東京外国為替市場でドル円は下落。12時時点では138.51円とニューヨーク市場の終値(139.19円)と比べ68銭程度のドル安水準だった。中国でのゼロコロナ政策に対する抗議活動などを嫌気して週明けの香港・上海株が大幅に下落したほか、WTI原油先物価格が大幅安。リスクオフの円買いに加え、時間外の米10年債利回りが4.42%台へ低下したことも売り材料視され、一時138.34円まで下値を広げた。

 ユーロドルもさえない。12時時点では1.0361ドルとニューヨーク市場の終値(1.0395ドル)と比べて0.0034ドル程度のユーロ安水準だった。リスクオフのドル買いも交錯し、ユーロドルは1.0341ドル、ポンドドルは1.2026ドル。リスクセンチメントに敏感な豪ドルも対ドルで0.6666ドル、NZドルは0.6191ドルまで下落。カナダドルも原油安から、1.3474カナダドルまでカナダドル安となった。

 ユーロ円は急落。12時時点では143.51円とニューヨーク市場の終値(143.91円)と比べて40銭程度のユーロ安水準だった。リスクオフの円買い・ドル買いでクロス円は大幅安。ユーロ円は一時143.25円、ポンド円も166.60円へ下振れた。豪ドル円も92.47円、NZドル円は85.83円、カナダドル円は8月15日以来の安値102.86円まで下落幅を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.34円 - 139.47円
ユーロドル:1.0341ドル - 1.0403ドル
ユーロ円:143.25円 - 144.97円

(関口)
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