東京外国為替市場概況・17時 豪ドル、強含み

 30日午後の東京外国為替市場で豪ドルは強含み。一部通信社が報じたところによると、中国・広州市は本日、複数の地区で新型コロナウイルスの感染予防ルールを緩和した。経済活動の活発化が期待され、中国と経済的に結びつきが強い豪州にとっても支持要因に。豪ドルは対ドルで0.6724ドル、対円では93.10円まで日通し高値を更新している。

 ドル円は下げ渋り。17時時点では138.53円と15時時点(138.47円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。欧州勢の本格参入前の流動性が薄い時間帯に138.33円まで下値を広げた。ただ一巡後は米長期金利の低下幅縮小などを支えに138円半ばで下値を切り上げた。

 ユーロドルは底堅い。17時時点では1.0352ドルと15時時点(1.0349ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。1.0340ドル割れまでじり安となる場面はあったが、豪ドル高につれて1.0350ドル台まで下値を切り上げた。

 ユーロ円はじり高。17時時点では143.41円と15時時点(143.30円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。広州市の複数地区でコロナ規制が緩和されたとの報道で香港株が上昇し、リスク選好ムードが支えとなり143.40円台まで持ち直した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.33円 - 138.94円
ユーロドル:1.0319ドル - 1.0361ドル
ユーロ円:143.17円 - 143.67円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。