東京外国為替市場概況・8時 豪ドル、売り先行

 26日の東京外国為替市場で豪ドルは売りが先行。中国政府は25日、全国規模での新型コロナウイルス感染の日次データ公表を取りやめると発表。浙江省では新型コロナの1日あたりの新規感染者が100万人を超えたと発表するなど、感染者数の爆発的増加とその公表を巡って混乱が続いている。同国経済への影響も懸念されるなか、リスクに敏感なオセアニア通貨は朝方から売りが先行。豪ドルは対ドルで0.6678米ドルまで売りに押されたほか、対円でも88.88円まで弱含む場面が見られた。

 ドル円は小安い。8時時点では132.81円とニューヨーク市場の終値(132.91円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。オセアニアのクロス円などの下げにつれて、前週末終値からは小安く始まった。もっとも、本日はほぼ全ての海外勢がクリスマス休暇で不在とあって、本邦勢の参入までは動意も乏しく、132.80円前後での小動きとなっている。

 ユーロ円も小安い。8時時点では140.99円とニューヨーク市場の終値(141.05円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。ドル円と同様に小安く始まったが、基本的には日本株の取引開始と本邦勢の本格参入を待つ状態だ。

 ユーロドルは8時時点では1.0616ドルとニューヨーク市場の終値(1.0617ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。1.0610ドル台でのもみ合いとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.75円 - 132.83円
ユーロドル:1.0609ドル - 1.0618ドル
ユーロ円:140.90円 - 141.08円

(岩間)
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