欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、神経質

 17日の欧州外国為替市場でドル円は神経質な動き。22時時点では128.56円と20時時点(128.87円)と比べて31銭程度のドル安水準だった。「国債の元利払いに充てる国債費の増加を受けて、財務省は足元の長期金利を加味し利払い費の見積もりに使う10年債の想定金利を1.6%に引き上げた」と日経新聞が報じたことを受けて、明日の日銀金融政策発表への思惑が高まり、一時128.33円付近まで値を下げた。ただ、本日安値の128.22円を前に128.60円台まで持ち直すなど不安定な動きとなっている。

 ユーロ円は下値が堅い。22時時点では139.51円と20時時点(139.46円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。日銀の金融政策修正への思惑から円高が進むと139.16円付近まで下げたが、円高が一巡したほか、ユーロ豪ドルやユーロカナダドルが上昇するとつれる形で139.59円付近まで反発した。

 ユーロドルは底堅い。22時時点では1.0851ドルと20時時点(1.0821ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロクロスの上昇につれる形で1.0858ドルと日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:128.22円 - 129.15円
ユーロドル:1.0807ドル - 1.0858ドル
ユーロ円:138.83円 - 139.60円


(越後)
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