今日の株式見通し=軟調か 円高進行が重荷に

 東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇した。ダウ平均は89ドル安の42051ドルで取引を終えた。前日に続いてエヌビディアやAMDなど半導体株には買いが入ったが、他の業態には売られるものも多く、ダウ平均やS&P500は上値が重かった。ドル円は足元146円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて420円安の37720円、ドル建てが375円安の37765円で取引を終えた。

 きのうの日経平均は半導体株にかなり強い動きが見られたものの、下落で終えた。円高が嫌気されたと思われるが、ドル円はきのうの取引時間中と比べて一段と円高に振れており、日本株にはネガティブな影響が及ぶと予想する。CME225先物は大幅な下振れスタートを示唆しており、きょうは半導体株もきのうほど買われるような流れにはならないかもしれない。4月中旬以降の上昇に対する利益確定の売りに押され、下押し圧力の強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは37600円-37900円。
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