欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 5日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では143.36円と20時時点(143.13円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。前週分の新規失業保険申請件数が予想を上回る24.7万件だったことで、142.78円前後まで弱含みに推移したものの、トランプ米大統領と習・中国国家主席が電話会談したとの新華社報道を受けて143.68円まで上昇した。米10年債利回りは一時4.31%台まで低下した後、4.34%前後まで戻した。

 ユーロドルは小高い。22時時点では1.1429ドルと20時時点(1.1424ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。前週分の新規失業保険申請件数が予想を上回ったことで、1.1448ドルまで上値を伸ばした。ECBは、政策金利を市場予想通り2.15%に引き下げ、中銀預金金利を2.00%に、限界貸出金利を2.40%に引き下げた。

 ユーロ円は強含み。22時時点では163.86円と20時時点(163.51円)と比べて35銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルとドル円の上昇に連れて、一時164.09円まで上値を伸ばした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.53円 - 143.68円
ユーロドル:1.1405ドル - 1.1448ドル
ユーロ円:162.90円 - 164.09円

(山下)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。