欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、強含み

 6日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。20時時点では144.08円と17時時点(143.90円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。東京市場からのドル買いの流れを引き継ぎ堅調に推移すると、19時前に144.19円まで上昇してわずかに日通し高値を更新した。もっとも、この後に米雇用統計を控えていることもあり、一段の買いにはつながらず伸び悩んだ。

 ユーロドルは下げ渋り。20時時点では1.1422ドルと17時時点(1.1427ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。18時過ぎに1.1411ドルまで下値を広げるも、雇用統計を前に心理的節目の1.14ドルを割り込む動きにはつながらず。その後1.1420ドル台まで小戻した。
 なお、ホルツマン・オーストリア中銀総裁から「昨日の欧州中央銀行(ECB)理事会では、利下げに反対した」などの発言が伝わっている。

 ユーロ円は小高い。20時時点では164.58円と17時時点(164.44円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇をながめて164.60円台まで値を上げるも、16時前後に付けた本日高値164.78円が目先の抵抗として意識されると伸び悩んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.45円 - 144.19円
ユーロドル:1.1411ドル - 1.1457ドル
ユーロ円:164.15円 - 164.78円


(川畑)
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