欧州マーケットダイジェスト・5日 株失速・金利低下・ドル安

(5日終値:6日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=147.27円(5日15時時点比▲0.90円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=172.69円(▲0.32円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1726ドル(△0.0049ドル)
FTSE100種総合株価指数:9208.21(前営業日比▲8.66)
ドイツ株式指数(DAX):23596.98(▲173.35)
10年物英国債利回り:4.646%(▲0.075%)
10年物独国債利回り:2.662%(▲0.057%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
7月独製造業新規受注
(前月比)   ▲2.9%    ▲0.2%・改
(前年比)   ▲3.4%     1.7%・改
7月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比)   0.6%      0.3%・改
(前年比)   1.1%      0.9%・改
7月英小売売上高(自動車燃料除く)
(前月比)   0.5%       0.6%
(前年比)   1.3%      1.3%・改
7月仏貿易収支
   55.58億ユーロの赤字 71.59億ユーロの赤字・改
7月仏経常収支
     25億ユーロの赤字 23億ユーロの赤字・改
8月スイスSECO消費者信頼感指数
       ▲39.9       ▲32.8
4-6月期ユーロ圏域内総生産(GDP)確定値
(前期比)   0.1%       0.1%
(前年同期比) 1.5%       1.4%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下落。米重要指標の発表を控えてしばらくは148円台前半でのもみ合いが続いていたが、米労働省が発表した8月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比2.2万人増と予想の7.5万人増を下回ったことが分かると、米連邦準備理事会(FRB)が大幅な利下げに動くとの見方が強まり、幅広い通貨に対してドル安が進んだ。米長期金利の指標となる10年債利回りが一時4.0609%前後と約5カ月ぶりの低水準を付けたことも相場の重しとなり、1時前に146.82円と日通し安値を更新した。
 ただ、売り一巡後はじりじりと買い戻しが入り、147.32円付近まで下げ渋った。週末を控えたポジション調整目的の買いが入ったほか、1日の安値146.79円が目先サポートとして意識された面があった。

・ユーロドルは強含み。米雇用者数の下振れをきっかけに全般ドル売りが優勢になると、一時1.1760ドルと7月28日以来の高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時97.43まで低下した。市場では「低調な米雇用統計は今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利下げをほぼ決定づけた」との声が聞かれた。
 ただ、NY午後に入ると伸び悩んだ。週末を控えたポジション調整目的の売りが出て1.17ドル台前半まで下押しした。

・ユーロ円は頭が重かった。21時過ぎに一時173.27円と本日高値を付けたものの、ドル円の下落をきっかけに円買い・ユーロ売りが優勢になると172.49円の本日安値まで値を下げた。高く始まった米国株相場が失速したことも相場の重し。
 もっとも、前日の安値172.46円が目先サポートとして働くと下げ渋った。

・ロンドン株式相場は3日ぶりに小反落。米利下げ観測の高まりを背景に投資家のリスク志向が改善すると買いが先行した。ただ、引けにかけては米国株の失速などが相場の重しとなり、下げに転じた。原油先物相場の下落を背景にBPやシェルなどエネルギー株が売られたほか、バークレイズやロイズ・バンキング・グループなど金融株が値下がりした。

・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反落。米利下げ観測の高まりを背景に投資家のリスク志向が改善すると買いが先行したものの、終盤失速した。高く始まった米国株が下げに転じたことなどが相場の重し。個別ではSAP(2.12%安)やMTUエアロ・エンジンズ(1.87%安)、シーメンス(1.76%安)など下げが目立った。

・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。

(中村)
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