欧州マーケットダイジェスト・29日 株安・金利上昇・ユーロ高

(29日終値:30日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=146.98円(29日15時時点比▲0.03円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=171.91円(△0.36円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1696ドル(△0.0026ドル)
FTSE100種総合株価指数:9187.34(前営業日比▲29.48)
ドイツ株式指数(DAX):23902.21(▲137.71)
10年物英国債利回り:4.722%(△0.023%)
10年物独国債利回り:2.724%(△0.029%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
7月独輸入物価指数
(前月比)  ▲0.4%      0.0%
(前年比)  ▲1.4%     ▲1.4%
7月独小売売上高
(前月比)  ▲1.5%      1.0%
(前年比)   2.3%      2.4%
4-6月期スウェーデン国内総生産(GDP)
(前期比)   0.5%     ▲0.2%
7月仏消費支出
(前月比)  ▲0.3%     0.4%・改
8月仏消費者物価指数(CPI)速報値
(前月比)   0.4%      0.2%
(前年比)   0.9%      1.0%
4-6月期仏国内総生産(GDP)改定値
(前期比)   0.3%      0.3%
7月仏卸売物価指数(PPI)
(前月比)   0.4%     ▲0.1%・改
7月トルコ失業率
        8.0%     8.4%・改
8月独雇用統計
失業者数変化 ▲0.90万人    0.20万人
独失業率    6.3%      6.3%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは強含み。欧州勢の参入後に1.1690ドルまで上昇する場面があったものの、その後は米10年債利回りの上昇が重しとなって1.1651ドルの安値まで押し戻された。ただ、NY勢の本格参入後は再び買いが優勢に。7月米PCEデフレーターは市場予想に沿った内容となったが、8月シカゴ購買部協会景気指数や8月米ミシガン大学消費者態度指数・確報値は市場予想を下回り、同時に発表された1年先と5-10年先の期待インフレ率も速報値から下方修正された。市場では「9月の米利下げ予想に影響を与える内容ではなかった」との見方が広がり、米利下げ観測を手掛かりにしたドル売りが徐々に強まった。24時過ぎには一時1.1709ドルと25日以来の高値を更新した。

・ドル円は神経質な値動き。米長期金利の上昇を手掛かりにした買いが入り、21時30分過ぎには一時147.41円まで値を上げた。もっとも、その後はさえない米経済指標を受けたドル売りの流れに沿って上値を切り下げる展開となり、24時過ぎには146.77円とアジア時間につけた安値に面合わせした。一方で同水準付近では下値の堅さが意識されて下げ渋るなど、総じて147.00円を挟んだ水準で神経質に上下した。

・ユーロ円は強含み。ユーロドルの上昇につれた円売り・ユーロ買いが進んだ。NY時間に入るとドル絡みの取引が中心となったことでやや買いの勢いも落ち着いたが、1時過ぎには171.99円まで本日高値を更新した。

・ロンドン株式相場は4日続落。週末を前に持ち高調整目的の売りが先行した。売り一巡後にいったんはプラス圏を回復する場面も見られたが、引けにかけては米国株安につれて再びマイナス圏に沈んだ。英シンクタンクが銀行に対する新たな課税の導入を提言したことが嫌気され、ナットウエストグループやロイズ・バンキング・グループなど銀行株の下げが目立った。

・フランクフルト株式相場は5日続落。他の欧州株や米国株の下げにつれて弱含んだ。個別ではインフィニオンテクノロジーズ(3.73%安)やポルシェ(2.09%安)、アディダス(1.97%安)など下げが目立った。

・欧州債券相場は下落。米債券安につれた。

(岩間)
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