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欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、売り一服

 8日の欧州外国為替市場でドル円は売り一服。20時時点では147.80円と17時時点(147.52円)と比べて28銭程度のドル高水準だった。欧州勢参入後のドル売りは早朝の窓を埋め、147.47円まで下値を広げたところで一服となった。ただ、オセアニア通貨に対してドル売りが進むなど、ドル買い一辺倒にも動きにくく現時点では買い戻しも限定的。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.1726ドルと17時時点(1.1733ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。17時過ぎに1.1743ドルまで上昇したが、5日高値1.1760ドルには届かず1.17ドル前半でもみ合いになっている。フランスの内閣信任投票を控えていることもあり、積極的な動きが手控えられている。
 
 ユーロ円は底堅い。20時時点では173.30円と17時時点(173.09円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。17時過ぎに173.07円前後まで下押ししたが、ドル円の売りが一服したことでユーロ円も底堅さを取り戻した。
 なお、オセアニア通貨は堅調。欧州株式市場が堅調なことや、日米欧の各国で財政不安が懸念されていることなどで、消去法的にもオセアニア通貨買いが入っていることも支えになっている。豪ドル円は7月中旬以来となる97.40円まで、NZドル円は8月中旬以来となる87.70円までじり高。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.47円 - 148.58円
ユーロドル:1.1692ドル - 1.1743ドル
ユーロ円:172.89円 - 173.91円


(松井)
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