NYマーケットダイジェスト・7日 株高・金利低下・原油高・ドル下げ渋り(2)

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。7月米雇用統計の下振れを受けて、米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退。ハイテクや半導体関連株を中心に買いが入った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%超上昇したほか、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は史上最高値を更新した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、6月4日以来約2カ月ぶりの高値で取引を終えた。

・米国債券相場で長期ゾーンは反発。7月米雇用統計の下振れを受けて、FRBの早期利上げ観測が後退すると買いが先行した。ただ、そのあとはWTI原油先物相場の上昇などが相場の重しとなり、上げ幅を縮めた。

・原油先物相場は続伸。イランとオマーンによるホルムズ海峡の運用を巡る協議が進む一方、イラン議会では米国やイスラエルなど敵対的とされる船舶のホルムズ海峡航行を禁止する法案が審議されているとの報道もあり、この日もホルムズ海峡の航行再開を巡る不透明感が相場の押し上げ材料となった。また、7月米雇用統計が予想比で下振れたことから外国為替市場でドル売りが進み、ドル建てで取引される原油相場の割安感が意識された面もある。

・金先物相場は大幅反発。7月米雇用統計で、非農業部門雇用者数は市場予想(8.0万人増)に反して2.3万人の減少となった。FRBが9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切るとの見方が後退すると、金利を生まない資産である金に買いが入り、一時4432ドル台まで上昇。終値ベースでも6月上旬以来、約2カ月ぶりの高値をつけた。

(中村)
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