株式明日の戦略-44000円を上回り連日で高値を更新、米CPIは一段の株高を促すか

 11日の日経平均は大幅続伸。終値は534円高の44372円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり697/値下がり861。ソフトバンクGが10%高となって8月19日以来となる上場来高値を更新。アドバンテストが4.4%高となって連日で上場来高値を更新し、この2銘柄で日経平均を480円近く押し上げた。ディスコ、JX金属、イビデンなどが大幅上昇。足元で商いを伴って水準を切り上げているキオクシアHDが14.9%高と急騰した。上方修正を発表したANYCOLORがストップ高まで買われており、同じくVチューバー事業を展開するカバーにも期待買いが言った。

 一方、きのう乱高下しながらも大きく上昇したメタプラネットが、買い先行から崩れて9.7%安。米国で弱い物価指標を受けて長期金利が低下したことから、三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクがそろって強めに売られた。非鉄株には強く買われるものもあったが、大阪チタニウムは3日続落と売りが止まらず5%を超える下落。月次が失望を誘ったMonotaROや、証券会社が投資評価を引き下げたマネーフォワードが大幅に下落した。

 日経平均は連日の大幅上昇。きのう強かったソフトバンクGやアドバンテストがきょうも大人気となった。東京市場は15日が休場であすは三連休前となるだけに、基本的には直近の上昇に対する利益確定売りが出やすくなるとみておいた方が良い。ただ、本日は米国で8月の消費者物価指数(CPI)が発表される。結果を受けて米国株が大きく上昇し、ドル円が落ち着いているようなら、売り手不在となって一段高の展開もあり得る。

 きょうは日経平均は大きく上昇したが、プライムでは値下がり銘柄の方が多かった。過熱感がある銘柄が多いわけではないだけに、仮にソフトバンクGやアドバンテストが利益確定売りに押されて指数が下げたとしても、全体では冷静に押し目が拾われるだろう。現状で三連休を前に警戒感が高まっていないのは良い傾向。きょうの終値は44372円。下げた場合には、節目の44000円がサポートとして機能するかどうかを注視しておきたい。
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