ニューヨーク外国為替市場概況・25日 ドル円、続伸

 25日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続伸。終値は149.80円と前営業日NY終値(148.90円)と比べて90銭程度のドル高水準だった。4-6月期米国内総生産(GDP)確定値や8月米耐久財受注額、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが先行。その後発表の8月米中古住宅販売件数が予想を上回ったことも相場の支援材料となり、3時過ぎに一時149.93円と8月1日以来の高値を付けた。米長期金利の指標となる米10年債利回りは4.19%台まで上昇した。
 なお、ミラン米連邦準備理事会(FRB)理事は「政策金利は150-200べーシスポイント程度制約的」と述べたほか、ボウマンFRB副議長は「インフレではなく雇用創出へのシフトが適切」「労働市場は予想以上に脆弱」などと発言。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するグールズビー米シカゴ連銀総裁は「あまりに多くの利下げ前倒しには懸念を覚える」と話し、シュミッド米カンザスシティー連銀総裁は「FRBの金融政策はやや引き締め的で、この水準が適切」「今後も金融政策判断はデータ次第で調整」と語った。

 ユーロドルは続落。終値は1.1666ドルと前営業日NY終値(1.1738ドル)と比べて0.0072ドル程度のユーロ安水準だった。良好な米経済指標が相次いだことを受けて全般ドル買いが優勢になると、3時過ぎに一時1.1646ドルと4日以来の安値を更新した。「欧州外交当局者らはロシアに対し、これ以上の領空侵犯があった場合にはロシア機の撃墜を含め、全面的な対応を取る用意があると警告した」との一部報道が伝わると、地政学リスクを意識したユーロ売りも出た。
 なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.61まで上昇した。

 ユーロ円は4営業日ぶりに小反落。終値は174.75円と前営業日NY終値(174.78円)と比べて3銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日の参考レンジ
ドル円:148.56円 - 149.93円
ユーロドル:1.1646ドル - 1.1754ドル
ユーロ円:174.50円 - 174.94円

(中村)
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