欧州外国為替市場概況・20時 ポンド、急落

 4日の欧州外国為替市場でポンドは急落。対ドルで4月14日以来の安値1.3059ドル、対円で200.32円、対ユーロで0.8810ポンドまでポンド安に振れた。26日に予定されている秋の予算案に向けてリーブス英財務相が演説を行い、「財政赤字を減らし、国民保健サービス(NHS)を守り、生活費の負担を軽減するため、公正な選択をする」「私は財政ルールを厳格に守る決意があるが、まだやるべきことが多い」と発言。演説前にFT紙が「英財務相は増税を準備」と報じたこともあり、緊縮財政への警戒感がポンド売りにつながった。

 ユーロドルは弱含み。20時時点では1.1504ドルと17時時点(1.1527ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準だった。対ドルでのポンド急落への連れ安が先行。しかし対ポンドでユーロ買いが強まり支えとなったようで押し目は1.1499ドルまでと、東京タイム午前につけた日通し安値1.1498ドル目前にとどまった。

 ユーロ円は円高推移。20時時点では176.66円と、17時時点(177.04円)と比べて38銭程度のユーロ安水準だった。クロス円全般がポンド円に連れ安となり、ユーロ円は176.43円まで下振れ。豪ドル円も99.55円、NZドル円は86.81円、カナダドル円は108.96円まで他通貨安・円高となった。

 ドル円は戻りが鈍い。20時時点では153.56円と17時時点(153.59円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。対ポンドなどでのドル強含みもあって、153.76円前後まで戻りを試す場面もあった。しかしクロス円中心に円買いが勢いづくと失速。一時153.32円と、わずかながら日通し安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.32円 - 154.48円
ユーロドル:1.1498ドル - 1.1534ドル
ユーロ円:176.43円 - 177.73円

(関口)
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