ニューヨーク外国為替市場概況・25日 ドル円、反落

 25日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は156.03円と前営業日NY終値(156.89円)と比べて86銭程度のドル安水準だった。米ADP民間雇用者数が低調な結果となったほか、9月米小売売上高や同月米卸売物価指数(PPI)、11月米消費者信頼感指数が予想を下回ったことが分かると、米利下げ観測が高まり全般ドル売りが優勢となった。「ハセット米国家経済会議(NEC)委員長が次期米連邦準備理事会(FRB)議長人事の最有力候補」との一部報道もドル売りを促し、2時30分前に一時155.80円と日通し安値を更新した。FRBが米政権の意向をくんだ利下げ路線を取るとの思惑が高まった。
 ただ、一目均衡表転換線が位置する155.76円がサポートとして意識されると下げ渋る展開に。引けにかけては156円台前半まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは続伸。終値は1.1569ドルと前営業日NY終値(1.1521ドル)と比べて0.0048ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米経済指標が相次いだことで、米利下げ観測が高まり全般ドル売りが出やすい地合いとなった。次期FRB議長人事を巡る報道もドル売りを促し、3時過ぎに一時1.1586ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時99.65まで低下した。

 ユーロ円は小反落。終値は180.45円と前営業日NY終値(180.70円)と比べて25銭程度のユーロ安水準。21時30分過ぎに一時180.85円付近まで値を上げたものの、東京午前に付けた日通し高値180.86円が目先レジスタンスとして意識されると失速。そのあとは180円台半ばでのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日の参考レンジ
ドル円:155.80円 - 156.98円
ユーロドル:1.1512ドル - 1.1586ドル
ユーロ円:180.10円 - 180.86円

(中村)
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