NY株見通しー今週は決算発表と利下げ見通しに注目 グリーンランド問題にも注目

 今週のNY市場は決算発表と利下げ見通しに注目。先週はダウ平均が61.63ドル安(-0.12%)、ナスダック総合が0.60%安とそろって反落した。発表がスタートした企業の第4四半期決算で金融大手の決算発表が好悪まちまちとなったことや、イランやグリーンランドを巡る地政学リスク、トランプ米大統領の介入による米連邦準備理事会(FRB)の独立性への懸念などもセンチメントの悪化につながった。金融機関の決算は総じて予想を上回ったものの、株価は投資銀行のゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーが週間で上昇した一方、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴなどが軒並み5%超下落した。トランプ米大統領がクレジットカード金利に上限を設定することを求めたことも大手銀行の収益悪化懸念を強めた。

 今週は月曜日がキング牧師生誕記念日で祝日のため、4日間の取引となる。先週からスタートした第4四半期決算発表は、今週はネットフリックス、スリーエム(3M)、ジョンソン・エンド・ジョンソン、GEエアロスペース、プロクター・アンド・ギャンブル、インテルなどS&P500採用の約30銘柄が発表予定で、決算実績やガイダンスに注目が集まる。経済指標では木曜日に発表される11月個人消費支出(PCE)価格指数が注目される。FRBがインフレ指標として注視する11月PCE価格指数は、変動の大きい食品、エネルギーを除くコア指数が前年比+2.8%、前月比+0.2%とともに前月から横ばいが予想されている。予想に沿った結果となれば年内2回の市場の利下げ期待が引き続き株式市場の支援材料となりそうだ。一方、グリーンランド問題を巡ってはトランプ米大統領が欧州8カ国からの輸入品に10%の追加関税をかけると発表したことで、地政学リスクや経済への影響が懸念される。

 今晩の米経済指標・イベントはなし。企業決算は寄り前にD.R.ホートン、3M、キーコープ、引け後にネットフリックス、ユナイテッド・エアラインズなどが発表予定。(執筆:1月20日、14:00)
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