ニューヨーク外国為替市場概況・29日 ユーロドル、小反発

 29日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは小反発。終値は1.1971ドルと前営業日NY終値(1.1954ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。大幅に上昇していた金・銀・プラチナなど貴金属相場が急落したことなどをきっかけに、米国株相場や暗号資産(仮想通貨)も下落。為替市場でもリスク・オフの動きが優勢となり、ユーロ売り・ドル買いが進んだ。0時30分前には一時1.1906ドルと日通し安値を更新した。
 ただ、貴金属相場が持ち直すとユーロドルにも買い戻しが入り、1.1971ドル付近まで値を戻した。一時410ドル超下落したダウ平均も上げに転じた。

 ドル円は反落。終値は153.11円と前営業日NY終値(153.41円)と比べて30銭程度のドル安水準だった。20時30分前に一時153.54円と日通し高値を付けたものの、一目均衡表雲の下限153.64円がレジスタンスとして働くと失速した。欧州・オセアニア通貨に対してドル高が進むと、153.51円付近まで値を戻す場面もあったが、米株安とともにクロス円が下落するとドル円にも売りが波及し、1時前に152.68円と日通し安値を付けた。
 ただ、貴金属相場の下げが一服し、米国株が下げ渋るとドル円にも再び買いが入り、153.21円付近まで下値を切り上げている。

 ユーロ円は3営業日ぶりに小反落。終値は183.29円と前営業日NY終値(183.39円)と比べて10銭程度のユーロ安水準。貴金属相場の急落や日米株価指数の下落を背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りが優勢になると、一時182.09円まで値を下げた。もっとも、貴金属相場や日米株価指数が持ち直すとユーロ円にも買い戻しが入り、183.31円付近まで下値を切り上げた。
 ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比920円安の5万2390円まで急落したものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり10円安の5万3300円で夜間取引を終えた。

本日の参考レンジ
ドル円:152.68円 - 153.54円
ユーロドル:1.1906ドル - 1.1996ドル
ユーロ円:182.09円 - 183.74円


(中村)
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