ニューヨーク外国為替市場概況・4日 ユーロドル、3日ぶり反発

 4日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3営業日ぶりに反発。終値は1.1634ドルと前営業日NY終値(1.1613ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ高水準だった。欧州時間に「イラン情報省の工作員が米中央情報局(CIA)に戦闘終結に向け対話の用意があるとシグナルを送っていた」との一部報道が伝わり、足もとで進んでいた「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった。20時30分前に一時1.1655ドルと日通し高値を付けた。
 ただ、買い一巡後はやや伸び悩んだ。前日の高値1.1707ドルが目先レジスタンスとして意識されたほか、イランの半国営タスニム通信が情報省関係者の話として「イランは米CIAに協議の提案を行っていない」と報じたことが相場の重しとなった。0時過ぎには一時1.1617ドル付近まで下押しした。

 ドル円は3日ぶりに反落。終値は157.06円と前営業日NY終値(157.74円)と比べて68銭程度のドル安水準だった。「イランの情報機関員が戦争終結に向けた条件協議を提案した」と伝わり、足もとで進んでいた「有事のドル買い」を巻き戻す動きが進行。欧州市場では一時156.86円と日通し安値を付けた。
 NY市場に入ると157.41円付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。政府・日銀による為替介入への警戒も相場の重しとなり、2時過ぎに156.88円付近まで押し戻された。もっとも、引けにかけては157円台前半まで値を戻している。
 なお、この日発表の2月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数は6.3万人増と予想の5.0万人増を上回り、2月米ISM非製造業景況指数は56.1と予想の53.5より強い内容となったが、相場の反応は限られた。

 ユーロ円は3日続落。終値は182.72円と前営業日NY終値(183.15円)と比べて43銭程度のユーロ安水準。20時30分前に一時183.13円付近まで上げたものの、東京午前に付けた日通し高値183.23円が目先レジスタンスとして働くと失速。ドル円の下落につれた売りも出て一時182.48円付近まで下押しした。ただ、引けにかけては182.89円付近まで下げ渋った。

本日の参考レンジ
ドル円:156.86円 - 157.86円
ユーロドル:1.1575ドル - 1.1655ドル
ユーロ円:182.38円 - 183.23円

(中村)
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