ニューヨーク外国為替市場概況・16日 ユーロドル、5日ぶり反発

 16日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは5営業日ぶりに反発。終値は1.1505ドルと前営業日NY終値(1.1417ドル)と比べて0.0088ドル程度のユーロ高水準だった。重要な石油輸送ルートであるホルムズ海峡の通航は依然としてほぼ停止状態にあるものの、一部の船舶は同海峡を通過し始めたと伝わり、WTI原油先物価格が一時1バレル=92ドル台後半まで下落。ダウ平均は一時610ドル超上昇し、為替市場では足もとで進んでいた「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった。4時過ぎには一時1.1525ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時99.66まで低下した。
 なお、インド外相は「同国のタンカー2隻がホルムズ海峡を通過した」と明らかにしたほか、ベッセント米財務長官は「イランの船舶はすでにホルムズ海峡を通過し始めており、我々はそれを容認している」などと発言。また、国際エネルギー機関(IEA) のビロル事務局長は「IEAはこれまでに合意された過去最大規模の戦略石油備蓄放出に加え、必要に応じて備蓄の追加的な放出を行う可能性がある」と話した。

 ドル円は5日ぶりに反落。終値は159.07円と前営業日NY終値(159.73円)と比べて66銭程度のドル安水準だった。ホルムズ海峡の航行状況が改善するとの期待から、原油供給の停滞を巡る懸念が薄れると原油先物相場が下落。株高・ドル安の様相が強まり、23時30分前に一時158.85円と日通し安値を更新した。
 ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。ユーロ円などクロス円の上昇につれた買いが入り、一時159.36円付近まで下値を切り上げる場面があった。

 ユーロ円は3日ぶりに反発。終値は183.03円と前営業日NY終値(182.36円)と比べて67銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入ったほか、米国株高に伴う円売り・ユーロ買いが出て、3時30分前に一時183.18円と本日高値を更新した。
 ユーロ円以外のクロス円も上昇が目立った。ポンド円は212.12円、豪ドル円は112.58円、NZドル円は93.28円、南アフリカランド円は9.56円、メキシコペソ円は9.00円まで値を上げた。

本日の参考レンジ
ドル円:158.85円 - 159.75円
ユーロドル:1.1411ドル - 1.1525ドル
ユーロ円:181.87円 - 183.18円

(中村)
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