ニューヨーク外国為替市場概況・10日 ユーロドル、5日続伸

 10日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは5日続伸。終値は1.1723ドルと前営業日NY終値(1.1699ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準だった。3月米消費者物価指数(CPI)が予想よりも弱い内容だったことが分かると全般ドル売りが先行。4月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が予想を下回ったこともドル売りを促し、0時30分前に一時1.1739ドルと3月2日以来の高値を更新した。
 ただ、買い一巡後は伸び悩む展開に。米国とイランは明日11日、パキスタンの首都イスラマバードで停戦交渉を開始する。米イランの和平交渉を控える中、「トランプ米大統領はイランとの交渉が決裂した場合に備えて軍艦を再装備している」との一部報道が伝わると、WTI原油先物の上昇とともに「有事のドル買い」が入った。1時30分過ぎには一時1.1714ドル付近まで下押しした。
 もっとも、WTI原油先物は通常取引終了にかけて下落したため、ユーロドルの下押しも限定的となった。

 ドル円は続伸。終値は159.27円と前営業日NY終値(158.96円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。3月米CPIの下振れを受けて円買い・ドル売りが先行すると一時158.94円と日通し安値を付けたものの、一目均衡表基準線158.87円や転換線158.96円付近では買いが入りやすく、すぐに持ち直した。米イランの和平交渉を週末に控える中、「有事のドル買い」も意識された。2時前には159.35円付近まで値を戻し、アジア時間に付けた日通し高値159.37円に迫った。

 ユーロ円も続伸。終値は186.70円と前営業日NY終値(185.98円)と比べて72銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの上昇やドル円の持ち直しにつれた買いが入った。3時30分過ぎには一時186.88円と1999年のユーロ導入以来の高値を付けた。

本日の参考レンジ
ドル円:158.94円 - 159.37円
ユーロドル:1.1678ドル - 1.1739ドル
ユーロ円:185.95円 - 186.88円

(中村)
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