ニューヨーク外国為替市場概況・13日 ユーロドル、6日続伸

 13日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは6日続伸。終値は1.1759ドルと前営業日NY終値(1.1723ドル)と比べて0.0036ドル程度のユーロ高水準だった。米政府関係者の話として「米国とイランの協議は続いており、合意に向けて進展している」との報道が伝わったほか、トランプ米大統領が自身のSNSに「昨日、ホルムズ海峡を34隻の船舶が通過した」「閉鎖開始以来、最多の数字」と投稿。さらに会見では「イラン側から連絡があり、彼らは合意を強く望んでいる」などと発言した。WTI原油先物価格は1バレル=97ドル台前半まで急失速し、一時410ドル超下落したダウ平均は上げに転じた。為替市場では「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となり、4時前に一時1.1765ドルと3月2日以来の高値を付けた。
 主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.36と3月2日以来の低水準を記録した。

 ドル円は小幅ながら3日続伸。終値は159.45円と前営業日NY終値(159.27円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。植田和男日銀総裁の発言を受けて、市場では日銀による4月利上げ観測が後退。全般円売りが優勢となり、21時過ぎに一時159.86円と日通し高値を更新した。
 ただ、トランプ米大統領がイランとの交渉継続を示唆すると原油先物が失速し、株高・ドル安が進行。この動きに連れて米長期金利の指標とされる米10年債利回りも4.28%台まで低下し、相場の重しとなった。週明け早朝取引で付けた159.35円を下抜けると一時159.29円まで値を下げた。

 ユーロ円は3日続伸。終値は187.50円と前営業日NY終値(186.70円)と比べて80銭程度のユーロ高水準。欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測は高まる一方、日銀の早期利上げ観測は後退しており、日欧の金利差拡大を見込んだ円売り・ユーロ買いが出やすい地合いとなった。5時過ぎに一時187.51円と1999年のユーロ導入以来の高値を更新した。
 ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時215.38円、豪ドル円は113.17円、NZドル円は93.58円、カナダドル円は115.69円、スイスフラン円は203.45円、南アフリカランド円は9.72円まで値を上げた。

本日の参考レンジ
ドル円:159.29円 - 159.86円
ユーロドル:1.1658ドル - 1.1765ドル
ユーロ円:185.89円 - 187.51円

(中村)
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