ニューヨーク外国為替市場概況・27日 ユーロドル、ほぼ横ばい

 27日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルはほぼ横ばい。終値は1.1721ドルと前営業日NY終値(1.1722ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。前週末に米国とイランによる対面協議が見送られたことで、イラン情勢を巡る不透明感が高まり、週明け早朝取引では一時1.1688ドルと日通し安値をつけた。
 ただ、「イランは米国に対し、核開発問題を先送りしたうえで、米国がイランの港湾を出入りする船舶を対象に封鎖しているホルムズ海峡の開放を条件に、戦闘終結で合意する案を提示した」との報道が伝わると、WTI原油先物が1バレル=94.59ドル前後まで下落。「有事のドル買い」を巻き戻す動きが広がり、21時30分前に一時1.1755ドルと日通し高値を更新した。
 もっとも、買い一巡後は再び上値が重くなった。WTI原油先物が97.67ドル前後まで持ち直し、米長期金利の指標である米10年債利回りが4.34%台まで上昇したことが相場の重しとなり、4時前に1.1719ドル付近まで押し戻された。米国とイランの交渉を巡る不透明感は根強く、積極的な買いが入りにくい面もあった。

 ドル円は小反発。終値は159.42円と前営業日NY終値(159.38円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。週明け早朝取引では一時159.68円まで値を上げたものの、前週末の高値159.84円が目先レジスタンスとして意識されると徐々に上値が重くなった。イランが核交渉を先送りするとのニュースがドル売りを誘った面もあり、日本時間夕刻に一時159.10円と日通し安値を更新した。
 ただ、米国とイランの交渉を巡る不透明感が根強い中、原油先物相場の持ち直しや米金利上昇に伴うドル買いが強まると、159.46円付近まで下値を切り上げた。

 ユーロ円はほぼ横ばい。終値は186.87円と前営業日NY終値(186.86円)と比べて1銭程度のユーロ高水準。NYの取引時間帯に限れば、186円台後半を中心とした狭い範囲でのもみ合いに終始した。明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に、ドル円やクロス円は動きづらい面があったようだ。

本日の参考レンジ
ドル円:159.10円 - 159.68円
ユーロドル:1.1688ドル - 1.1755ドル
ユーロ円:186.46円 - 187.11円

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。