ニューヨーク外国為替市場概況・4日 ユーロドル、続落

 4日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続落。終値は1.1691ドルと前営業日NY終値(1.1721ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ安水準だった。「イランのドローン攻撃を受けて、アラブ首長国連邦(UAE)の北東部に位置するフジャイラの石油産業施設で火災が発生」との報道が伝わると、原油先物相場の上昇とともに「有事のドル買い」が優勢となった。2時前に一時1.1681ドルと日通し安値を更新した。その後の戻りも1.1702ドル付近にとどまった。
 この報道を受けて、ダウ平均は一時580ドル超下落したほか、WTI原油先物価格は1バレル=106ドル台後半まで値を上げた。

 ドル円は続伸。終値は157.24円と前営業日NY終値(157.01円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。イラン情勢が再び緊迫化する中、原油先物相場が上昇したことから、「有事のドル買い」が広がった。米長期金利の上昇に伴う買いも入り、1時前に一時157.30円と日通し高値を付けた。ただ、政府・日銀による為替介入への警戒感は根強く、4時前に156.58円付近まで急速に値を下げる場面もあった。
 なお、片山さつき財務相は訪問先のウズベキスタンで「昨年の米国との合意に基づき、投機的な為替の動きに対しては断固とした措置をとる」と述べた。実際の介入の有無についてはコメントを控えた。

 ユーロ円は反落。終値は183.86円と前営業日NY終値(184.15円)と比べて29銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。ただ、ドル円が急落したタイミングで183.18円付近まで下押しする場面があった。

本日の参考レンジ
ドル円:155.72円 - 157.30円
ユーロドル:1.1681ドル - 1.1763ドル
ユーロ円:182.81円 - 184.41円

(中村)
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